酸熱トリートメント《髪質改善》とは
「髪質改善メニュー」のように髪を補修・改善を目指すサロンメニューが増えています!
そんな中で、話題になってきたのが「酸熱トリートメント」です。
グリオキシル酸という成分が使用されている「酸熱トリートメント」。
特徴は、最後にストレートアイロンを使う施術です!
熱を加えることで起こる化学反応によって、ダメージを受けた髪質を改善する効果が期待できます。
今や多くのメーカーが「酸熱トリートメント」を販売しています。
根本的な髪質改善へのアプローチ方法は共通しています。
一方で、それぞれ商品によって様々な特性があり、最終的な仕上がりには大きな違いがあります。
酸熱トリートメントの《髪質改善》効果
酸熱トリートメントの効果について、更に具体的に解説していきます。
まず、酸熱トリートメントをおすすめしたい方の特徴についてまとめました。
- 細毛・軟毛
- エイジングによるクセ(うねり)
- ハリがない
- まとまらない
- パサつく
- キシキシする
- ゴワつく
- ツヤがない
以上のような悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、「酸熱トリートメント」です。
酸熱トリートメントは、毛髪の内側から全体に働きかけて表面のコーティングまでしてくれる優れものです。髪の強度が上がり、キューティクルが滑らかに仕上がります。
特に、ハリやコシについてはSHILKでも1回目から多くのお客様に実感していただいています。
イミノ結合により髪が真っ直ぐサラサラになるため、これまで縮毛矯正を繰り返してきた軽いくせ毛の方にも効果的と言えます。
市販されている酸熱トリートメントについて
既に国内で人気の酸熱トリートメントをまとめてみました。
どれも人気の商品で、有名美容室でも多く採用されています!
メーカー | 商品名 |
---|---|
ハホニコ | グリニコ |
アリミノ | クオライン スリムバランサー |
ナカガワ | STS トリートメントショット |
エイム | link |
基本的にこれらの商品は美容室で美容師が施術するために設計されているものです。
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ホームケア用に市販されている同ブランドの商品もありますが、「酸熱トリートメント」とは異なります。
酸熱トリートメントでカラーの色が抜けちゃう?
酸熱トリートメントの問題点として気を付けたいのが、ヘアカラーとの付き合い方です。
特に、酸熱トリートメントによってせっかくのカラーが色落ちしてしまわないか心配ですよね。
結論から言えば、理論上どうしても色落ち(カラーシフト)は発生してしまいます。
特にアッシュ系(グレイカラー)が色落ち(カラーシフト)しやすく、カラーして間もない時期の場合にも色落ち(カラーシフト)しやすくなります。
もちろん、カラーした直後やグレイカラーであっても、色落ち(カラーシフト)を最小限に抑える方法はあります。
SHILKでも、酸熱トリートメントを使用する際にはしっかりと事前にお客様からお話を伺った上で施術するようにしています。
酸熱トリートメントと縮毛矯正は相性良い?
酸熱トリートメントは、元々は縮毛矯正やパーマによって傷んだ髪に有効な薬として認知されていました。
そういった意味で、酸熱トリートメントと縮毛矯正の相性は良いと言えます!
同時での施術、併用も事例がありますので気になる方は美容室までご相談ください。
酸熱トリートメント1回でどれくらい効果が持つのか
酸熱トリートメントの効果は、縮毛矯正などとは異なり一時的なものになります。
髪の状態や自宅でのホームケア(セルフケア)によっても大きく異なってきます。
あくまで目安になりますが、一般的に酸熱トリートメントを使用した「髪質改善メニュー」を設けている美容室では1~2ヶ月の頻度で酸熱トリートメントを使用することをおすすめしています。
酸熱トリートメント《髪質改善》で傷んだり失敗はあるか
酸熱トリートメント《髪質改善》の失敗というのは、インターネット上でも散見されます。
色落ち(カラーシフト)以外にも、「施術前よりもゴワつく」「チリチリと髪が傷んだ感じがする」などといった内容です。
考えられる原因は様々です。
- トリートメントの選択
- 放置時間
- トリートメントの分量
などなど
酸熱トリートメントの扱いは簡単ではありません。
酸熱トリートメントの効果を最大限引き出して利用できるかは、使用する美容師の能力次第で大きく変わってきます。
最後に:酸熱トリートメントで《髪質改善》
いかがでしたでしょうか。
本記事で少しでも酸熱トリートメントについてご理解いただけましたら幸いです。